東海団地春季大会決勝戦 vs ドジャーズ

6月2日(日)大高緑地公園野球場で東海団地春季大会決勝戦が行われました。

 

4年生、5年生の時代も何度か決勝に進んでおり結果も残しているが、当時は「あこちゃん」という大黒柱がチームにはいた。チームの中心でいつも苦しい時、幾度となくピンチを乗り切り、心の支えになってくれていた存在。

 

新チームになり彼女も中学生。さすがにグランドにはいない。

 

それでもみんなで再度チーム作りを行い、ここまで来た!

 

「決勝戦」

 

当然、気合は入るのだが入りすぎて空回りもよくないので、少し早めに集合しリラックスさせるために練習はじめはグランドの散歩から始めた。グランド状況と守備位置の確認と選手それぞれの状況も併せて確認したかったので、適当な会話をしながら行った。みんなリラックスしていたが、2名はド緊張していた。

 

スタッフも選手も非常にリラックスしながらも良い緊張感で試合を迎えることができた。

 

試合は、決勝戦にふさわしい1チャンスを凌ぐ激戦となった。

 

迎えた4回に中小田井jbcにチャンスが到来!
チャンスを活かし、確実に1点を先制!続くまえれん・ゆうきの連打で追加点をとり計2点を先制!

 

その後、相手を何とか抑えながら「流れ」を渡さず迎えた6回裏。選手も我々も勝利を意識し始める回。先頭打者を出してしまった。

 

一気に緊張が走る。

 

続くバッターが振りぬいた打球は・・・ピッチャーゴロ!一瞬ホッとした。
当然、ピッチャーはセカンドへ送球しようと振り返るとカズがとまった!

一瞬、間があったがセカンドへ送球!

 

「セーフ!!」

 

連係ミスが起きた。。。。

そこからミスが連鎖し「同点」になってしまう。

 

何とかその回を凌ぎ最終回を迎える。選手たちの顔は「不安そうな顔した選手」「苛立ちを隠しきれない選手」「まだ気持ちが切れていない選手」と様々だった。

普段から何度も言っていることなのだが、「試合は必ずお互いチャンスがある」「そのチャンスを取るか取れないか」で勝敗が決まると。相手は同点で追い越せてないので中小田井にまだ「流れ」はあると!「勝つぞ!」と気持ちを叩き込んだ!

 

最終回、先頭打者のキャプテンが何とか塁に出る!!!
まだ「流れ」はこちらにあるのか!興奮した。

 

1アウト3塁まで進め最後のチャンスだろう。

 

打って勝負!

 

でもあるカウントになったら仕掛けるつもりだった。自分もビックリしたが「あるカウント」になった。当然、仕掛けることを選択した。

 

ところが、相手投手のボールが外に外れた!
バッターは空振りランナーアウト「ゲッツー」となった。

 

思わず天を仰いだ。

 

ベースは空いていたが、故意的に外せるとは思わない状況であったが・・・
野球は何があるか分からない!観戦している試合なら「こういうところが面白いんだな~」とかコメントしそうであるが、自分がその立場ならたまったもんじゃない。本当に偶然なのか。偶然でなければ凄すぎる判断だが。

 

どっちにしても最後の強い「流れ」を相手に渡したことになる。この試合、かなり厳しいことになることを強く感じた。そして7回の裏を抑えて、タイブレークとなった。

 

タイブレークは「流れ」そのものでした。
力及ばず敗戦した。

 

いつも選手には「悔し涙を流すな!」「勝って泣こう!」と言っているのだが、私の目の前で泣き崩れる選手と歓喜に沸く相手チームを見ていると、悔しくて涙が止まらなかった。

 

「監督としてもっとできることがあったんじゃないか」「何が足りなかった」と自問自答を繰り返す。

 

表彰式、曇りまっくっている選手たちに「準優勝おめでとう!」と声をかける保護者さんがいた。選手たちがあまりにも下を向いているので我慢しきれなかったのだろう。

 

その言葉に救われたと同時に、この決勝戦という舞台に立てるチームは参加チームの中、2チームだけ。当たり前のことだが、ここまで勝ち進み、決勝の舞台で、本当に素晴らしいチームさんとこんな素晴らしい試合をさせて頂いたことは、選手たちの財産だと思うし、ホント感謝しかないと感じました。

 

「ドジャーズ」のみなさま優勝おめでとうございます!

 

「勝ちたい気持ち」が選手それぞれの皆さんから試合中からガンガン伝わってきていました。われわれも「強い気持ち」を見習いたいです。最後まで諦めない!ホント大切なことですよね。日本団地では、リベンジできるよう頑張ります!