これから少しずつ

想像以上に長い長い自粛期間となりましたね。みなさまどうお過ごしになられてましたでしょうか。日本全員でコロナウイルスと戦いなんとか拡大を抑える方向が見えてきました。しかし完全制覇では・・・ないですよね。まだまだ戦いは続くのだと思います。

 

私には高校3年生と中学3年生の息子がいます。
特にこの5年間は、野球野球の毎日で、家族が揃うのは数時間ていどでした。自粛期間、家族4人同じ時間を過ごせたのは久々で、何とも新鮮でした。来年は大学生と高校生になるので、家族4人揃って過ごす機会は最後かもしれません。個人的には野球抜きで楽しく過ごせればと思っていました。

 

しかしそれぞれ野球も節目の学年ともあり、3月4月は、5月に再開することを期待し自主的に野球の練習を行い準備していました。私も久々に息子と野球ができることを楽しみで自主練のサポートに徹していました。

 

ところが5月になり再開どころか「中止」と。

 

あまりにも残酷な決断に、親として息子にかける言葉もみあたらず・・・ただ毎日笑顔で接する事しかできません。息子の野球人生は、中学・高校と本当に苦しい苦しいことが多くあったのです。今年、心身共に大きく成長してくれましたが、昨年は、野球に向き合う自分から逃げ出しそうになることも何度もありました。一人隠れて泣いている姿を何度も見ました。でも野球が好きで、仲間と野球できる喜びや大舞台を目指すことをモチベーションにかえ踏ん張ってきました。

 

毎日毎日やってた自主練も2日に1回になり口数も少なくなってしまいました。やはり「甲子園」という目標は、球児のこころの支えでもあったんだと強く感じました。そんな中、高校の監督は定期的に電話面談を行ってくれています。息子の状況や将来の夢について話をしてくれ心のケアにも取り組んでもらっています。何を話したのか気になって気になって仕方ないが、当然、父親には話してくれるわけもなく。私はデリケートな話と思い息子に聞くのを我慢しているのに嫁は平気で聞く。恐ろしい生き物だと再度認識する。

 

こっそり聞いた話だが、高校の監督に「監督と甲子園にいくことはできなかったが、自分が高校の職員(監督)になり、選手たちと甲子園を目指します」と話していたそうだ。

 

涙腺の弱い私は、既に号泣であったが、次の夢を持ち始めているのだとホッとしました。すこしずつ前を向いているのだと。「頑張れ!」と心の中で思い今日も笑顔で見守ります。

 

さぁ、6月から野球も再開です。

大好きな野球、頑張っていきましょー!